住職の挨拶
大雲寺住職 水澤順孝
皆様、ようこそ大雲寺のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。
大雲寺は、日蓮聖人の教えに基づき、長い歴史を通じて地域と共に歩んできました。歴史と伝統を大切にしながらも、現代社会において求められる新たな取り組みにも積極的に対応し、地域社会に貢献することを目指しています。
私たちが生きる現代は、急速な変化の中で多くの人が心の安定を失い、孤独や不安を抱えることが増えてきました。そんな時代だからこそ、仏教の教えがより一層重要になると感じています。仏教は単に宗教的儀式や教義を学ぶだけでなく、日常生活の中で実践することによって、心の安らぎと調和をもたらす教えです。大雲寺では、法要や仏事だけでなく、現代に生きる皆様の心を癒すことを大切にしています。
特に最近では、終活に関するご相談が増えており、これからの人生をより豊かに過ごすためにどのように準備すべきか、多くの方々が悩んでいらっしゃることを感じます。私たちは終活という言葉が指し示す通り、人生の最終段階を前向きに準備することをサポートしたいと考えております。終活とは、単に遺言や葬儀の準備をするだけでなく、家族や友人、そして自分自身と向き合い、過去と未来を見つめ直す貴重な機会でもあります。私たちはこの大雲寺を通じて、皆様が安心して終活を進めることができるよう、講座や相談会を開催し、心の準備を整えるお手伝いをしてまいります。
また、大雲寺は地域社会との強い絆を持ち、様々な行事や活動を通じて、地域の皆様との交流を深めています。寺院は昔から、地域の方々が集う場所であり、喜びや悲しみを共に分かち合う場として機能してきました。現代においてもその役割を担い、皆様が気軽に訪れ、心を落ち着けることができる場所でありたいと願っています。ぜひ一度、私たちの寺院にお越しいただき、仏教の教えに触れてみてください。そして、この場所が皆様にとって安らぎの場所となり、日々の生活に光をもたらす存在となることを願っています。
これからも大妙興山雲寺をよろしくお願い申し上げます。
— 大雲寺住職 水澤順孝
寺院の概要
日蓮本宗 妙興山 大雲寺
にちれんほんしゅう・みょうこうざん・だいうんじ
妙興山大雲寺(日蓮本宗)は、岐阜県関市に1602年に建立され長い歴史を持つ寺院として、多くの人々の心の拠り所となってきました。日蓮聖人の教えに基づき、地域と共に歩む寺院です。本堂の荘厳な空間と四季折々の美しい庭園は、参拝者に心の平安をもたらします。近年は、仏事の支援だけでなく、終活相談や永代供養墓の提供にも力を入れ、時代に即した活動を展開しています。
寺院の概要・歴史
建立1602年(慶長7年)
大雲寺は岐阜県関市伊勢町に位置する日蓮本宗の由緒ある寺院で、地元の信仰の中心として数世紀にわたり活動しています。建立は1602年(慶長7年)で、日蓮聖人の教えを忠実に守りながら地域に根付いた信仰活動を行ってきました。山号は「妙興山」、本尊は「法華経大曼荼羅御本尊」です。また、大雲寺は戦国時代や江戸時代の歴史的な背景を持つ武家寺で、天下分け目の戰、関ヶ原の合戦に東軍弓大将として参戦した大嶋雲八光義(当時93歳)の菩提寺でもあり本堂の最奥には大嶋家の祭壇をお祀りして当時の画像や甲冑や書状など貴重な寺宝も所蔵しています。年に数回、催しの際に公開展示して全国からの大嶋雲八ファンや歴史ファンが集うこともあります。
その他、幾多の災害などに見舞われながらも住職や檀信徒の努力によって維持されてきました。今日では地域の人々や参拝者にとって心の安らぎの場となっています。
施設の紹介
堂内施設
- 本堂
本堂には日蓮聖人の御真像が安置されており、参拝者は心の安らぎを求めて訪れます。令和5年に修復された大嶋家の甲冑や弓、書状も常時展示してあり参拝者の方々から人気です。
- 庭園
大雲寺の美しい庭園は四季折々の表情を楽しむことができ、総延長10M
を越える黒松は参拝者の皆様からは好評をいただいており心身ともに癒される空間です。