日蓮本宗 妙興山 大雲寺 岐阜県関市伊勢町45 大嶋雲八光義 菩提寺 建立 1602年(慶長7年)

戦国武将 大島光義

信念を貫く武将 大嶋雲八光義

関ヶ原の合戦で東軍弓大将として参戦

忠義と知略で戦国を駆け抜けた智将、
大島光義とその菩提寺・大雲寺の歴史

戦国時代にその名を刻んだ智将・大島光義(おおしま みつよし)。彼は93歳にして関ヶ原の戦いに東軍弓大将として参戦し、知略と勇気を武器に乱世を生き抜いた名将として知られています。その生涯は、忠義を貫き、冷静な判断力で数々の戦場を勝利に導いた武士の誇りと信念に満ちていました。

そんな彼の菩提寺である大雲寺は、岐阜県関市伊勢町に位置する日蓮本宗の由緒ある寺院です。1602年(慶長7年)に建立され、山号は「妙興山」、本尊は「法華経大曼荼羅御本尊」として地域の信仰を支えてきました。大雲寺は、大嶋雲八光義(光義)の功績を後世に伝える重要な場所でもあります。本堂の最奥には大嶋家の祭壇が祀られており、当時の画像や甲冑、書状といった貴重な寺宝が所蔵されています。これらの寺宝は年に数回、催しの際に公開され、全国から大嶋雲八ファンや歴史愛好家が訪れます。

さらに、大雲寺は幾多の災害を乗り越え、住職や檀信徒たちの尽力によって維持されてきました。今日では、戦国の歴史と日蓮聖人の教えを感じられる場所として、地域の人々や参拝者に心の安らぎを提供しています。歴史的価値と信仰が融合したこの寺院は、訪れる人々にとって貴重な時間を過ごせる場所となっています。